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粉末焼結積層造形(SLS)方式3Dプリントガイドブック

粉末焼結積層造形(SLS)方式3Dプリントは、多品種または単一品を数十個単位でバッチ生産するための技術です。主な用途は実製品用の部品から生産・組立または試験用治具を一定数生産するケースや、比較的大型の高強度品をワンオフで製作するケース等が挙げられます。本ガイドブックでは、SLS方式の技術解説だけでなく、そのシステムや材料、作業手順、実際の事例、そして他の3Dプリント方式や旧来の製造方法と比較してのSLSのメリット等を幅広くご紹介いたします。

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はじめに

粉末焼結積層造形(SLS)方式3Dプリントは、他の方式とは違い、ある程度の数量をバッチ生産または連続生産するための技術としてさまざまな業界のメーカーやエンジニアから注目されています。

本総合ガイドブックでは、SLS方式3Dプリントのプロセスや、高強度高精細な造形が行える本方式を活用できる多様なシステムや入手可能な材料、SLS 3Dプリントのワークフロー、使用事例、ならびに他の3Dプリント方式や切削など旧来の製造法と比較してSLS 3Dプリントがどのような用途で有効かなど、粉末焼結積層造形(SLS)方式について幅広く解説いたします。

Contents

粉末焼結積層造形(SLS)方式3Dプリントとは

SLS方式3Dプリントの仕組み

樹脂3Dプリントの造形方式

SLS方式3Dプリントの歴史

SLS方式3Dプリンタの種類

  • 旧来の工業用SLS方式3Dプリンタ
  • Fuse 1:業界初のベンチトップ工業用SLSプリンタ
  • SLS方式3Dプリンタの比較

SLS用3Dプリント材料

  • SLS用ナイロン材の機械的特性

SLS 3Dプリントのワークフロー

  1. モデルの設計とファイルの準備
  2. プリンタ側の準備
  3. 造形作業
  4. 造形品の取り出しと後処理
  5. 後加工と表面処理

SLS 3Dプリントが選ばれる理由

  • 設計の自由度
  • 高い生産性とスループット
  • 実製品製造の実績
  • 製造単価の低さ
  • 製品開発サイクルの短縮

SLS方式3Dプリントの代表的な用途

粉末焼結積層造形法の3Dプリントとは

粉末焼結積層造形法は、高出力レーザで小粒のポリマーパウダーを3Dモデルの固形構造に焼結させ る積層造形(AM)技術です。

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