Contents
- 曲げ弾性率:どれほどの剛性があるのか
- 伸び率:どれほど伸びるか/曲がるか
- 衝撃強さ:どれだけ衝撃を吸収できるか
- 引張強さ:どこまでの引張力に耐えられるか
- 荷重たわみ温度:どれほどの耐熱性があるか
- クリープ:長期間荷重を受けるとどの程度変形するか
- 多面的なアプローチで材料を選定する
- Formlabsの3Dプリンタと3Dプリント用材料
はじめに
樹脂は複雑な材料です。特定の用途に適した材料は、必要な物性をバランス良く備えたもの を選定する必要があります。工業用3Dプリンタも小型化・高機能化が進み、多くの技術者が 多様な樹脂材料を低コストで使用できるようになった今、樹脂材料の機械的特性に関する 基礎知識は、用途ごとに正しく材料選定を行うために非常に重要です。
本ホワイトペーパーでは材料選定、特にFormlabsのSLA光造形用材料(レジン)そしてバッチ生産に対応 するSLS用材料(パウダー)から、その用途に最適なものを選定する際に考慮すべき6つの 機械的特性について、その概要を解説します。
曲げ弾性率:どれほどの剛性があるのか
曲げ弾性率は、樹脂材料の機械的特性の中で最も重要な指標であり、材料の剛性あるいは曲げ傾向を示す指標です。
剛性の高い材料は剛性の低い(柔らかい)材料に比べ、変形に必要な力は大きくなります。そのため曲げ弾性率が高い材料は、ダイヤモンドのように硬い材料、曲げ弾性率が低いとゴムのような弾力のある材料ということになります。
曲げ弾性率と引張弾性率(またはヤング率)は密接な関係にあり、通常この2つの弾性率に大きな差はありません。剛性率(せん断弾性率)は、せん断力に対する変形のしにくさを示します。
剛性の高い材料は剛性の低い(柔らかい)材料に比べ、変形に必要な力は大きくなります。そのため曲げ弾性率が高い材料は、ダイヤモンドのように硬い材料、曲げ弾性率が低いとゴムのような弾力のある材料ということになります。
曲げ弾性率と引張弾性率(またはヤング率)は密接な関係にあり、通常この2つの弾性率に大きな差はありません。剛性率(せん断弾性率)は、せん断力に対する変形のしにくさを示します。
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