Contents
- 量産対応3Dプリンタとは
- 旧来のSLS製品とFormlabs Fuseシリーズの違い
- Formlabs 3Dプリント用材料選定ガイド
- 金型レス小ロット量産活用事例 #1~#10
- 3Dプリント品への表面処理
- 3DプリントによるAM量産を行う上で知っておくべきこと
- 関連技術資料
量産対応3Dプリンタとは
現在3Dプリンタの造形方式には、4つの系統があり計7種の造形方式がありますが、その中で量産に対応する方式はPBF(Powder Bed Fusion)と呼ばれる系統に属するSLS(粉末焼結積層造形)方式とMJF(マルチ・ジェット・フュージョン)方式の2種類です。SLSはナイロン材などの高分子ポリマーに対して高出力レーザーを照射して焼結することで、1層ずつ造形品の断面を積層することでプリントを行い、MJFはナイロン材などの粉末材料に溶融促進剤や表面層食材などエージェントと呼ばれる薬液を噴射しながら加熱・溶融することで積層し、プリントを行います。両方式に共通していることは、平面上に並べるだけでなく高さ方向(Z軸方向)に積み重ねてプリントが行えること、そして焼結または溶融によってプリントされなかった部分は粉末のまま残り、造形品を支えるためサポート材を必要としないことです。
旧来のSLS製品とFormlabs Fuseシリーズの違い
旧来のSLSとFormlabsのFuseシリーズの主な違いを比較すると、以下の4点に集約されます。
- 1,000万円強で導入できる高機能高速SLS 3Dプリントシステム
- 特許技術によるハイエンド機と同等以上の造形品質
- 唯一の国内環境測定士評価済みSLS
- 製品設計だけでなく、工程を通して粉末が舞う機会自体を作らないワークフロー設計
また、これらの優位性に加えて2024年発売のFuse Blast導入により、Fuse Siftでの粉末除去作業時間を80%削減し、わずか10分で自動ブラスト処理、さらに15分で自動研磨までをワンストップで行うことが可能です。また、Fuse BlastはFormlabs以外のSLSおよびMJF方式3Dプリンタでの造形品にもご使用いただけ、異なる材料同士が混在していても一括で自動後処理が可能です。
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